物販の在庫リスク|上限を決めていても、部屋は倉庫のようになった

空きを多く残した棚に、上限を決めた数の段ボール箱が並ぶ雑誌挿絵
「仕入れた商品が、売れずに残ったらどうしよう」
「副業で物販を始めたいけれど、在庫を抱えるのが怖い」

物販を考えるとき、在庫が気になる方は多いと思います。私が半年試した物販でも、いちばん神経を使ったのは、売れずに手元に残る在庫でした。

前回は、物販を半年試して分かったことを、お金の流れという視点で書きました。今回は、その在庫の話。

仕入れの上限は、決めていました。それでも在庫は、思ったようには収まりませんでした。


仕入れの上限は、「お金」と「置き場所」の2つ

お金の上限は、前回書いたとおり約50万円でした。金額は固定せず、キャッシュフローを見ながら上げ下げしていました。

もうひとつの上限が、置き場所。

在庫を置いていたのは、自分の部屋です。Amazonには、商品を倉庫に預けて、梱包や発送まで任せられる仕組み(FBA)もあります。私は使っていません。

置き場所が自分の部屋なら、部屋に置ける分しか、仕入れられません。お金とは別の、もう1本の線です。


それでも、部屋は倉庫のようになった

お金と置き場所。線は2本、引いていました。それでも、物販をしていた半年のなかに、自分の部屋が倉庫のようになっていた時期があります。

理由は、2つ重なっていました。

売れていた時期に、仕入れを増やした

ひとつは、売れていた時期に、仕入れを増やしたこと。

お金の上限は、キャッシュフローで動かしていました。売れて現金が戻ってくれば、それを次の仕入れに回せる。売れていた時期には、そのぶん仕入れも増えていきました。

売れると思った商品が、動かなかった

もうひとつは、売れると思って仕入れた商品が、動かなかったこと。

なかには、数か月動かないまま残った商品もありました。売れると見込んで仕入れても、その見込みが外れることはある。仕入れる前には、見分けきれませんでした。

増やした仕入れと、動かない商品。この2つが重なった時期に、部屋は倉庫のようになっていました。

お金は戻っても、置き場所は戻らない

いま振り返ると、2本の線は、同じようには動いていませんでした。

商品が売れれば、お金は戻ってきます。お金の上限には、また余裕が生まれる。でも、売れ残った商品は、部屋に置かれたままです。

お金は戻っても、置き場所は戻らない。 売れた分の現金で仕入れを増やせば、動かない商品のうえに、新しい在庫が重なる。お金の線だけを見て仕入れていると、置き場所のほうが埋まっていきます。


動かない在庫は、値下げして現金に戻した

売れ残った商品は、値下げして、ほとんどを売りました。

値下げすれば、そのぶん利益は減ります。それでも、在庫のまま持ち続けるより、現金に戻すほうを選びました。値下げして売れれば、お金が戻るだけでなく、部屋にも空きができます。


やめたあとも、在庫は残った

半年で物販に区切りをつけるときも、残っていた商品は値下げして出しました。ほとんどは、そこで売れています。

ただ、何点かは残りました。最後に売れたのは、やめてから約1年後です。

物販をやめると決めても、在庫はその日に消えるわけではありません。仕入れた時点では、その商品がいつ現金に戻るのか分からない。1年かかることもある。最後の在庫で、それを知りました。

やめると決めた経緯は、次回くわしく書きます。


もう一度やるなら、在庫とはこう付き合いたい

部屋が倉庫のようになった経験から、次に活かしたいことは3つです。

  • 仕入れの上限は、お金と置き場所の2つで考える
  • 売れている時期ほど、置き場所に空きがあるかを確かめてから仕入れる
  • 売れるまでの時間は読めないので、1年残っても置いておけるかを考えてから仕入れる

売れている時期は、お金の面では仕入れを増やしやすくなります。だからこそ、置き場所のほうを見る。私の場合、部屋が倉庫のようになった理由のひとつが、売れていた時期に増やした仕入れでした。

在庫を恐れて何もしないより、お金と置き場所の2本の線を引いて、小さく試してみる。そのほうが、自分に合うかどうかを確かめられます。

まとめ:物販の在庫リスクは、お金と置き場所の両方で考える

物販の在庫は、お金の問題であると同時に、置き場所の問題でもありました。

  • お金の上限は、売れて現金が戻れば、また広がる
  • 置き場所の上限は、売れ残りがあるかぎり空かない
  • 売れるまでの時間は読めない。1年かかることもある

大きく稼げた半年ではありません。それでも、部屋が倉庫のようになった時期を経て、在庫がお金と場所の両方をふさぐものだと、身をもって知りました。

🌱 最後に、ひとつだけ

これから物販を始めるなら、仕入れる前に「これが1年売れなかったら、どこに置いておくか」を考えてみてください。私の場合、最後に売れたのは、やめてから約1年後でした。

明日もまた、歩きながら考えます。


はいと はいと
40代・4人家族のビジネスパーソン。
毎朝、歩きながらお金と人生のことを考えています。

※本記事は、私自身の経験にもとづく考え方です。物販の収益や在庫リスクには個人差があります。始める際は、生活に影響しない範囲で、ご自身の判断で取り組んでください。


情報の出どころ

  • 体験の部分は、私自身が物販に取り組んだ経験(3年ほど前に半年)にもとづいています。
  • Amazon「フルフィルメント by Amazon(FBA)」 ── 商品をAmazonの倉庫に預け、受注・梱包・発送などを任せる仕組みについて。2026年9月に確認。
  • 物販で学んだお金の流れについては、前回の記事で整理しています。

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