続けるのが苦手な私が、Webライティングを2年続けられた理由。未経験から100記事
「副業に興味はある。でも、何の経験もない自分にできることがあるだろうか」
そんなふうに考えたとき、私が選んだのがWebライティングでした。ただ、私はもともと、何かを長く続けるのが苦手。最初から稼げたわけでもありません。それでも、2年で100記事以上。書いた経験は、いまのブログにも、自分の考えを言葉にする力にもつながっています。
前回は、副業を選ぶときの4つの軸についてお話ししました。実は、私が最初に試した副業は物販。半年ほどで区切りをつけています。そのあと腰を据えて取り組んだのが、Webライティング。今回は、その理由を振り返ります。
「小さく始められる」ことが、最初の決め手だった
副業を始める前は、失敗したときのことが気になっていました。本業と家庭があるなかで、大きなお金や時間を先に投じるのは、私には少し重かった。
Webライティングは、パソコンとインターネット環境があれば始められる。仕入れも在庫もいらず、まずは小さな案件に応募してみることができます。自分に向いていなければ、いったん立ち止まればいい。その軽さが、最初の一歩を後押ししてくれました。
もちろん、気軽に始められるからといって、簡単に稼げるわけではありません。最初のころは、一文字0.1円〜0.5円ほどの案件もありました。時間をかけたわりに、手元に残る金額はわずか。それでも、そこで覚えたことは、収入とは別の場所に残りました。
大きく賭ける前に、小さく試す。副業の最初の一歩には、それで十分でした。
100記事以上を書いて、少しずつ身についたこと
Webライティングでは、少しずつ仕事を受けながら、100記事以上を執筆しました。振り返ると、特別な才能があったわけではなく、ひとつ書いて、直して、また次を書く。その繰り返しだったと思います。
書くなかで特に残ったのは、次の3つです。
- 調べて、分かりやすく並べる力:知っていることだけでは記事になりません。読者がどこで迷うかを考え、必要な順に情報を並べる習慣がつきました。
- 読み手の立場に立つ力:自分には当たり前の言葉でも、初めての人には難しいことがあります。「これで伝わるだろうか」と一度立ち止まること。
- 締め切りまでに仕上げる力:完璧を待っていたら、記事は出せません。限られた時間で形にする感覚は、本業にもブログにも生きています。
一つひとつは地味です。でも、やめても自分に残る。だからこそ、副業選びの軸に合っていました。
そして、これらが身についたのは、ひとりで黙々と書いていたからではありません。クライアントの担当者さんに記事をていねいに推敲してもらい、「もっとこう書くと伝わる」というアドバイスをもらえたこと。これが、いちばん大きかったと思います。知らないテーマの依頼が多かったぶん、自分で調べて掘り下げるリサーチ力もつきました。Web記事がどう書かれ、どうやってブログに公開されていくのか。その裏側を知れたことも、いまのブログづくりに直接つながっています。
続けられた理由は、収入ではなかった
Webライティングだけで大きく稼げたわけではありません。単価や仕事量に悩んだこともあります。
それでも続けられたのは、「いつか自分のブログを書きたい」という気持ちがあったからです。受けた仕事は、書くための授業料のようなもの。記事を納品するたびに、少しだけ自分の言葉が増えていく感覚がありました。
続けられた理由は、もうひとつあります。私は、何かを長く続けることが、ずっと苦手でした。その弱さを、なんとか克服したかった。だから「Webライティングの仕事を引き受ける」という形で、半ば強制的に、続けざるを得ない状況に自分を置いたんです。
途中で止まったこともあります。長期の海外出張が入った時期。妻が体調を崩して、家のことを多く引き受けた時期。自分が体調を崩した時期。書けない日は、何度もありました。発熱したときや、出張が長引いたときは、事情を伝えて納期を調整してもらっています。
それでも、基本は続けられた。止まった日があっても、戻ってこられたというほうが、正確かもしれません。
2年で100記事以上。振り返ると、これがいちばん自信になりました。稼いだ金額ではなく、「続けられた」という事実のほうです。
長く続けるのが苦手だった自分が、仕事として引き受けたら続けられた。それが分かったことが、いまこのブログを書き続けられている土台になっています。
収入だけでは測れないリターンでした。
最初の案件で、うまく書けなかったこと
最初から、書くことが得意だったわけではありません。依頼文を読んでも、何をどこまで調べればいいのか迷う。見出しを立てても、読み返すと話が飛んでいる。書き終えたつもりの記事を、何度も直しました。
特に難しかったのは、自分が言いたいことではなく、読む人が知りたい順番で書くことです。書き手には前提が見えていても、読者には見えていない。その当たり前に気づくまで、ずいぶん時間がかかりました。
それでも、一本を最後まで仕上げて納品するたびに、次に直す場所が少し見えるようになります。文章力は、何かを読んだだけで急に身につくものではなく、書いて、指摘を受けて、また書くなかで育つもの。私にとっては、そんな実感でした。
いちばん大変だったのは、期日管理でした
書くこと自体より、しんどかったのは締め切りでした。
仕事として受けている以上、期日を守るのは当たり前。頭ではそう分かっていました。問題は、その当たり前を守れるだけの力が、まだ自分になかったことでした。
とくに最初のころは、ライティングのスキルがありません。書き方の型も分かっていない。だから、一本仕上げるのに、とにかく時間がかかりました。気づけば締め切りが目の前にある。その繰り返しです。
平日に締め切りがある日は、早めに帰宅して机に向かう。とにかく期限を守ることだけを優先していました。
変わってきたのは、少しずつ書き方や型が分かってきてからです。どこから調べ始めればいいか、見出しをどう立てればいいか。手順が身についてくると、執筆そのものが効率的になっていきました。
同じ一本でも、かかる時間が短くなる。締め切りに追われる感覚が、少しずつ薄れていきました。
続けるために、時間を小さく区切った
本業と家庭がある以上、まとまった時間は簡単には取れません。だから私は、「今日は記事を完成させる」と大きく構えるより、朝の短い時間に見出しだけ作る、資料を一つ読む、数段落だけ書く、と区切るようにしました。
進みが遅いと感じる日もあります。でも、何もしない日が続くより、小さくても前に進むほうが、気持ちは楽でした。副業は生活を豊かにするためのもの。睡眠や家族との時間まで削ってしまうと、続ける理由そのものが揺らいでしまいます。
「今日はここまで」と終わりを決めることも、続けるための力でした。
もうひとつ、続けるうちに気づいたことがあります。締め切りが近づくと、驚くほど集中できる。
時間に余裕があるときほど、あれこれ調べては手が止まっていました。それが、締め切りが目の前にあると、短い時間でも最後まで仕上がってしまう。同じ一時間なのに、進み方がまるで違うのです。
副業は、もともと使える時間が限られています。だからこそ、限られた時間に集中して片づける。長くだらだら向き合うより、短く区切って一気に進める。そのほうが、私には合っていたようです。
案件を選ぶときも、目先の単価だけで決めず、無理なく約束を守れる量かを大切にしました。少額の仕事でも、一本仕上げれば「次はもう少し良く書けるかもしれない」と思える。その小さな手応えが、私には続ける理由になりました。
これから始めるなら、背伸びをしなくていい
Webライティングがすべての人に合うとは思いません。文章を書くことが苦痛なら、別の副業を探したほうがいい。大切なのは、流行っているかではなく、自分の暮らしに無理なく置けるかです。
もし少しでも興味があるなら、最初から「稼げるWebライター」になろうとしなくて大丈夫です。まずは一件、書いてみる。合わなければ、次の選択肢へ進めばいい。
小さく試して、残るものがあるかを見る。その繰り返しが、自分に合う働き方を見つける道になると思います。
まとめ:書いた記事は、自分のなかに残る
Webライティングを副業に選んだのは、大きな初期費用がなく、小さく試せて、書く力が自分に残ると感じたからでした。
100記事以上を書いても、いまだに迷います。それでも、一記事ずつ書いてきた経験が、次の一歩を少し軽くしてくれる。そんな気がしています。
副業は、最初から正解を当てるものではないのかもしれません。自分に残るものを確かめながら、歩いていくこと。私も、これからもそうしたいと思います。
Webライティングが気になるなら、クラウドソーシングに登録して、募集をひと通り眺めてみてください。応募しなくてもかまいません。どんな仕事があるかを知るだけで、始めやすさが見えてきます。
明日もまた、歩きながら考えます。
はいと
40代・4人家族のビジネスパーソン。
毎朝、歩きながらお金と人生のことを考えています。
※本記事は、私自身の経験にもとづく考え方です。副業による収入や継続のしやすさには個人差があります。始める際は、お勤め先の就業規則や、ご自身の生活との両立を確認してください。
情報の出どころ
- 本記事は、私自身がWebライティングに取り組んだ経験(未経験から約2年、100記事以上を執筆)にもとづいています。外部資料は使用していません。
- 副業を選んだときの考え方は、副業の選び方で整理した4つの軸にもとづいています。
- 単価との向き合い方については、このあとの記事で改めて詳しくお話しします。




